みなさん、こんにちは。ガブ動物病院です。
今回は、「これを読めば、あなたもネコ博士?」な1冊。
個人的にとくに面白かった部分を抜粋してお届けします。

猫の毛の色の不思議❓
- 三毛猫のほとんどはメス
- 茶トラにはオスが多い
- 同じ兄弟でも毛の色がそれぞれ違う
普段目にする耳にする何気ないネコの毛色の特徴。
よく考えるととても不思議ですよね。
実はそれ、毛色の遺伝子について知っていると説明することが出来るんです!(カッコいい!👏)
日本のネコの毛色遺伝子 代表的な4つをインプット!
日本のネコの毛色を決める遺伝子、代表的なのは
- A / a:アグーチ遺伝子
- S / s:スポッティング遺伝子
- O / o:オレンジ遺伝子
- W / w:ホワイト遺伝子
の4つになります。
それぞれ大文字・小文字がありますが、
・大文字:遺伝子の特徴が出る
・小文字:遺伝子の特徴が出ない(出にくい)
とざっくり考えてください。
それぞれの遺伝子は、お父さん・お母さんから、それぞれ1つずつ遺伝されます(例外はありますが、それは後ほど)。
では、4つの遺伝子について、分かりやすいものから順に説明していきましょう!
難易度1 W / w:ホワイト遺伝子
名前の通り、白猫になるかどうかを決める遺伝子。
Wが1つでもあれば(WW、Ww)全身が白い白猫の完成です!
白猫以外のネコは、みんなwwです。
これは分かりやすくて簡単ですね。
難易度2 S / s:スポッティング遺伝子
白い毛が生えるかを決める遺伝子。
W遺伝子が全身白なのに対し、こちらは身体の一部分が白くなるのに必要な遺伝子です。
ss:ブチ模様なし Ss:白ブチあり SS:Ssよりも白ブチが多い
といった感じで白ブチの量が決まっていきます。
難易度3 A / a:アグーチ遺伝子
この遺伝子は毛色を決める遺伝子です。
AA・Aa:キジ aa:黒
になります。
なぜ難易度3なのかは、次に説明するO/o遺伝子との関係が少し複雑だからです。
難易度4 O/o:オレンジ遺伝子
いよいよ最後の遺伝子となるこちらは、茶色の毛が生えるかを決める遺伝子です。
この遺伝子の特徴の一つは性染色体に存在する事。
性染色体とは、XX:メス XY:オス となる染色体の事です。
O遺伝子はX染色体の上に存在するため、
メス:OO、Oo、oo の3パターン オス:OY、oY の2パターン となります。
この遺伝子のもう一つの特徴は、さきほど説明したA/a遺伝子の作用を打ち消す効果があること。
そのため、OOやOYだと黒(aa)やキジ(Aa、AA)は消されてしまい、茶色のみになってしまいます。
Ooだと、黒やキジが消される部分(Oが作用)と消されない部分(oが作用)が出てくるため、「三毛」や「サビ」になります。
では、今までの話をもとに、それぞれのネコの遺伝子型を想像してみましょう。
第1問.

典型的なキジトラの白ブチですね。
キジなのでAAもしくはAa、白ブチなのでSSもしくはSs、白猫ではないのでww、茶色はないのでooです。
そのため正解はAA/Aa SS/Ss ww oo です!
第2問.

この子はどうでしょう? 赤茶の白ブチ模様ですね。
茶色のみなのでOY、白ブチがあるのでSSもしくはSs、白猫ではないのでwwです。
A遺伝子は? 実はどれでも変わりありません。
O遺伝子がA遺伝子の色を打ち消してしまうので、どれであろうと関係ないのです。
そのため、正解は AA/Aa/aa SS/Ss ww OY です!
第3問.

茶トラの女の子です。
茶色のみなのでOO(Ooだと黒もしくはキジが混ざってしまいます)、白ブチはないのでss、白猫ではないのでwwです。
そのため、正解は AA/Aa/aa ss ww OOとなります。
この色になるに女の子の場合は OO / Oo /oo の OO だけ(3分の1の確率)、男の子ならOY/oYの OY だけ(2分の1)です。
そのため、茶トラには男の子の方が多くなります。
最終問題.

三毛猫の中でもキジ三毛となります。
キジなのでAAもしくはAa、白ブチがあるのでSSもしくはSs、白猫ではないのでww、茶色とキジが混ざっているのでOoです。
そのため、正解は AA/Aa SS/Ss ww Oo となります!
三毛猫の男の子はなぜ珍しいのか?
男の子はOYもしくはoYしかいないため、黒やキジと茶色が混ざりあうことはありません。
もし男の子で三毛猫だとすると性染色体がXXYでOoYという異常な遺伝子でなければなりません。
そのため、「三毛猫であればメス」であることがほとんどなのです!
さいごに
一部を抜粋しただけでもこの長さ…
来院した際に、少しずつ読み進めてみてくださいね。
全部読み終えたころには、あなたもネコ博士❓

